【湯WIRE】ひょっとしたら今しかできない温泉の音楽
Q.最初に聞くけど、温泉の効能ってあるの?
A.殆どの温泉はない
ってなことで、温泉と音楽の関係を語る下地が出来たところで、湯WIREです。
湯WIRE?なんのこと?って思うかもしれませんが、詳しくはWebで。
Webを見ていただいたところで分かったと思いますが、
- 温泉で
- 宴会場をつこうて
- 音楽を楽しむ
ということです。
そもそも日本の温泉というのは、癒しとかそんなものの前にシンプルに娯楽の場だったんですよね。高度成長期の社員旅行とかで大宴会場で騒ぐとかそういうイメージが温泉の娯楽というと出てくるかもしれませんが、それ以前に、戦前から温泉と言う社交場であり、皆が集まってそこで思い思いに楽しむという文化が存在していたわけです。何てことは無い、宴会場というのはダンスフロアだったわけです。そういった下地があったからこそ、社員旅行で出かけた先の宴会場で大騒ぎしていたわけです。
さて、そんな時代はとうに終わり、温泉が社交場としての機能なぞ多くの人がそもそも知らない時代になった今、その文化が今でも生きている数少ない温泉が存在しています。
それが、綱島温泉東京園。そもそも綱島に温泉!?って人が多いと思いますが、関東平野、それも海に近い東京近郊は温泉の宝庫ですよ。今の1500mくらいボーリング(玉転がすアレ)して開発する温泉も多いですが、戦前から黒湯と呼ばれる温泉が大田区を中心に多数ありましてね。
そんな古くからの社交場として存在してきた綱島温泉東京園。ここが音楽の場として注目を集めるようになったきっかけは。2012年1月の音泉温楽ですね多分。その前からイベントもあったと思いますが、注目集めるという点に力点を置いて見ると、という話で。
音泉温楽については多くの説明がいらないとは思えますが、知らない人に簡単に説明すると、温泉地で音楽楽しもう!ってイベントです。詳しくはWebで!
地方の有名温泉地で開かれていた音泉温楽が、都心での開催地に選んだのが東京園。そこからこの社交場として多くの人が守り楽しんできたこの場所に注目が集まった感。
そして、これまでのところ、この場を守り引き継いできた人とそれなりに良好に関係キープするイベントが続いてきた感じで、新たな人達にも東京園が社交場になりつつありますん。
さて、ところで冒頭のタイトル。今しかできない!?に全く触れていません。実はこれ、東横線と相鉄線を結ぶ鉄道開発と関係があります。
この東京園の地下が、新綱島駅の候補地の一つであるという話。これ自体は本当にそうなるのかわかりませんが、仮に地下を通るとなると、すなわち泉脈がどうなるかは説明不要と思います。そして温泉がなくなったら、東京園がどうなるかも説明不要かと思います。
この計画自体どの程度の正確な情報なのか、またそもそも開発の是非についてもあるかと思いますが、それについてはここでは是非は触れません。ただ、今しか楽しめない「社交場」になってしまうかもしれません。だからこそ、今こそ綱島温泉東京園で皆が社交すべきとも言えるでしょう。
ってなことで、1/5は湯WIREの日です。皆さん温泉手ぬぐい持参で行きましょう。